あらゆる毒に通ずる妃と、身代わり妃として後宮に潜入した少年が謎を解く!
大唐・長安。後宮で姉・翠麗の身代わり妃を務める少年・玉蘭の許に、次兄危篤の知らせが届く。
兄が毒を盛られたのではと、玉蘭は毒の専門家である毒妃ドゥドゥに相談する。
対処法を教えてもらうが、兄の許へ行くには後宮を出なくてはならない。
そこで男装して後宮を脱出することに……!?
兄に毒を盛った犯人は、そして玉蘭が留守の後宮で起こった驚くべき出来事とは!?
ページを繰る手が止まらない、華麗なる後宮毒ミステリ!
今回は割と大きな展開になって行ったのでしょうか。
兄が危篤ということで玉蘭は外に出ることを決意する。脱出もハラハラしたけど毒を持った犯人についてもハラハラしました。そして翠麗がいきなり登場するからびっくりしましたよ。突然行方をくらまして玉蘭に迷惑をかけて、結局多くは語らなくて、読んでいる側は人の良い玉蘭がいいように使われているような気がしているのだけど…。
そのまま逃げたって良かったのに再び翠麗として戻ってきた玉蘭。今後の展開も気になります。
<KADOKAWA 2024.3>2024.7.4読了