若手イケメン俳優の五十嵐海里は、ねつ造スキャンダルで活動休止に追い込まれてしまう。
全てを失い、郷里の神戸に戻るが、家族の助けも借りられず……。
行くあてもなく絶望する中、彼は定食屋の夏神留二に拾われる。
夏神の定食屋「ばんめし屋」は、夜に閉店し、始発が走る頃に閉店する不思議な店。
そこで働くことになった海里だが、とんでもない客が現れて……。
幽霊すらも常連客!? 美味しく切なくほっこりと、「ばんめし屋」開店!

最初の主人公の芸能界からの追放具合が可哀想すぎてしょうがなかったんですけど、リアルでもそうなんですかねぇ…なんてことを考えながら読み始めた今作(笑)実家に帰るも兄に追い出されふらふらしてたら不良に絡まれ、屈強な定食の主に助けられてそこに転がり込むことに。
最初は料理メインのお話なのかと思ったのですが、いや、そうではあるけどまさか幽霊が出てきたり付喪神が出てきたりするとは思わなかったから驚きました(笑)一体どんな展開になるのだろうと^^;
海里君はまあ真っ直ぐ過ぎておいおい大丈夫か?と思うところはあるけど←根は真面目だし努力できる子だしいい子で、だからこそ全くの捏造で悪役に仕立てられて芸能界を追放されるとか可哀想すぎるなぁ…と思いました。いつか芸能界に戻りたいという気持ちも若干はあるようですが、19巻まで続いているからそれはないのかな(元も子もないことを)海里と夏神さんとロイドの掛け合いは読んでいて楽しいので、これから読み進めるのが楽しみです。

<KADOKAWA 2014.10>2024.6.26読了