ヴィクトリア朝冒険奇譚・新章開幕。アレクシア女史の娘、登場!
母は〈魂なき者〉、父は人狼のアルファ、養父ははぐれ吸血鬼…あのレディ・プルーデンス、インドへ紅茶探しの旅に!?
吸血鬼や人狼らと人類が共存する19世紀の英国。悪名高き〈魂なき者〉アレクシアを母に持つレディ・プルーデンスは、養父の吸血鬼アケルダマ卿からインドでの紅茶調査任務を依頼される。素敵な飛行船に乗り込んで向かった先で、彼女とお仲間たちは、当然のように未知の異界族がらみの国家を揺るがす大事件に巻きこまれてしまい……? 恋に冒険にキュートなレディが大活躍。痛快ヒストリカル・スチームパンク、新章開幕!

アレクシアとマコン卿の一人娘プルーデンスの物語です。
アレクシアシリーズの最後でちっちゃかったプルーデンスが大人の女性になっていました。それにしても自由奔放に、わがままなお嬢様に成長されましたね(笑)
まあ仕方がないですね。異界族の人々に育てられた上に自分は超異界族。狼だけではなく、相手の能力をも奪うことが出来るのですから最強と言えば最強で。狼だけではなくライオンや猿に変異するのには驚きました^^;
養父であるダマに頼まれて印度へ渡り、紅茶の調査に向かったはずが旅先で様々な人と出会い、異界族がらみの諸々にいつの間にか巻き込まれていることに気づきます。ホント、最後は何でもありみたいな感じになっていましたね←
大人になったシドヒークに会えて嬉しかったですが、プルーデンスにとっては姪とか本当にややこしい。そしてマコン卿がなんだか弱っている感じがしてそれも不安でしたね。アレクシアは相変わらずそう(笑)
次作が発売されているようですが日本語訳はまだ出ていないようですね。いつか出てくれるのでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。

<早川書房 2015.12>2024.6.26読了