アート小説の旗手として圧倒的人気を誇る原田マハが、自身の作家人生に強い影響を与えた絵画はもちろん、美術史のなかで大きな転換となった絵画を紹介。原田作品ではおなじみの名画も多数掲載!一枚の絵画に秘められた、強烈な力。何もかも変えてしまうほどの革新的な表現。抜きん出た技術。美術史を大きく転換するほどの先見性。そういった個性をもつ絵画を「絶対絵画」と名づけて紹介する。掲載作品……ピカソ『アヴィニヨンの娘たち』『ゲルニカ』、ジョット・ディ・ボンドーネ『聖フランチェスコの伝説』、ボッティチェリ『プリマヴェーラ』、モランディ『ブリオッシュのある静物』、ゴヤ『1808年5月3日』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』、セザンヌ『セザンヌ夫人の肖像』、マネ『バルコニー』、モネ『睡蓮』、ドガ『エトワール』、ゴッホ『星月夜』、クリムト『アデーレ・ブロッホ=バウワアーの肖像I』、マティス『ダンス』、ロスコ『シーグラム壁画』、ルソー『夢』、ビアズリー『おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン』、マレーヴィチ『黒の正方形』、ポロック『No.1』、ムンク『叫び』、東山魅夷『道』など、全26点。

原田マハさんおススメの生きているうちに見るべき作品が紹介されています。知っている有名な作品もあればそこまで有名でもない作品もあって^^;年代も様々です。
作品の紹介は1枚につき8ページ程度ですが、マハさんらしくとても分かりやすい解説ですいすい読めました。ゴッホやビアズリーは原田さんの小説も読んでいるので尚更気になりました。
海外へ見に行くのはなかなか難しいから、日本に来た時でも見ることが出来たら良いなと思います。

<集英社 2017.8>2024.6.23読了