吸血鬼や人狼らと人類が共存し、お屋敷でメカ使用人が働く19世紀の英国。レディのためのスパイ養成学校で学ぶソフロニア・テミニック嬢は、兄の婚約を祝う仮面舞踏会のさなか学友の苦境を知る。友人を助けなくては! ところがそのために、ソフロニアは人狼・吸血鬼・空賊の三つどもえの大騒動に巻き込まれてしまうことに。恋に密偵戦におてんば少女が大活躍。歴史情緒とユーモアたっぷりのスチームパンク冒険譚第三弾!
今回はソフロニアの兄の婚約パーティからの展開が凄まじかったですね。
手紙を受け取ったシドヒーグが姿を消し、人狼団に何かあったのかとソフロニアたちは心配します。仮面舞踏会で人狼たちと遭遇し、そのままシドヒーグを連れてソフロニア、ディミティ、フェリックス、ソープはスコットランドへ向かうことに。汽車を強奪して(笑)向かう途中で空賊に襲われ、意外な人物が登場します。
そこからの展開が怒涛でしたけど、フェリックスは所詮おぼっちゃんなんだなと幻滅しましたし(ひどい)ソープの展開にはひたすら驚きましたし、ソフロニアの選択にも驚きました。
ソープと再会出来る時は来るのでしょうか。次回も楽しみです。
そういえばシドヒーグはアレクシアの時も登場しているんですよね…40歳くらいかな…全然…覚えていなくて…^^;
<早川書房 2015.4>2024.6.10読了