第9回料理レシピ本大賞コミック賞受賞!描き下ろし52Pと11のレシピ付
「何度読んでも泣けてくる。胃の中から手当てされるような、甘味の力が詰まってる。」(漫画家・末次由紀)
とある町に、ひっそりとたたずむ一軒の甘味処。熊と鮭が営むこのお店は、夜だけしか営業していません。
提供するのは温かいお茶と、甘いもの一品だけ。今夜も、疲れて泣きたい人々がこの店に迷い込みます。
夢をあきらめた夜、愛する人を想う夜、自分のことが嫌いになった夜。
―そんな夜は、この店で涙を流してもいいんだよ。
主人公たちが知らない、もうひとつの視点から綴った描き下ろし52Pに加え、11のお菓子レシピがついています。

先日放送された理想的本箱の中で「眠れない時に読む本」で選ばれていたこちらを読んでみたいと思い手に取りました。番組を見ていた時から薄々感じてはいましたが、ボロボロ泣きながら読みました^^;
眠れない時に読んだら泣いてますます眠れなくなるかも(笑)
優しくてあったかいお話が詰まっていました。みんなそれぞれ一生懸命生きているのに、ままならないことってたくさんあって。それでも、そんな姿をちゃんと見てくれている人がいる。きっと私にも。そして私もそうありたいと思わせてくれた作品でした。
タイトルがピッタリですね。

<KADOKAWA 2022.1>