「もしも、おれが先に死んだら、いったいこの世のたれが、ここに座っておまえの酒の相手をするというのだ」――。
シリーズ第18巻となる最新作には、衝撃的な展開でファンを沸かせた「梅道人」を収録。晴明と博雅の移りゆく気持ちと、変わらない絆とは……。
さらに構想10年・蘆屋道満を主人公に据えた「殺生石」や、動く不動明王にまつわる謎を解く「ちび不動」など、傑作ぞろいの8編を集めました。
健ちゃんが舞台で安倍晴明を演じると聞いてから読み始めた陰陽師シリーズ。ついに追いつきました。
あらすじに書かれている「衝撃的な展開でファンを沸かせた」に笑いました。確かに私も一人で読んでて声が出ましたもんね^m^清明があんなに動揺している姿は初めて読んで気がしましたし、あそこまで動揺させるのは博雅だけなのだろうなとも思いました。あぁ、ニヤニヤが止まりません(笑)っていうかそう言う事をさらりと言う博雅って本当に…可愛いですよね←「梅道人」も良かったですが露子姫が登場する「哪吒太子」「按察使大納言 不思議のこと」も好きです。露子姫が言う「清明のおじさま」が好き(笑)
あとがきも読みましたが、どうかどうか、陰陽師シリーズをしばらく続けて下さい。よろしくお願いいたします。
<文藝春秋 2023.10>2024.5.23読了