ロールキャベツ、グラタン、金目鯛の煮つけ、鶏天、豆ご飯──姑の一子と嫁の二三、手伝いの皐の三人で仲睦まじく営む「はじめ食堂」は、飾らぬ美味しさと人情味あふれる人気店。
二三たちは料理を通してお客に日々笑顔を届ける傍ら、近所のラーメン店の主・千歳さんの結婚式に出席したり、家族の病気を心配したり……。
人生のステージが変わっても、「はじめ食堂」のほっとする味は変わらない。

前作を読んでから日が経っていないので千歳さんの結婚式のくだりは馴れ初めからずっと読めて良かったです。とても素敵な結婚式で読んでいるだけで感動しました。双方のご両親もとても素敵で、ご縁ってあるんだなと思いました。
二三が同級生の葬儀に参列し、友人が霊能者なる人に入れ込んでいることを知り心配していたら二三も巻き込まれ事故みたいなことになりましたけど、とりあえず悪い方向へ行かなくて良かったです。大丈夫だとは思ったけど。
今後も楽しみです。

<角川春樹事務所 2024.1>2024.4.11読了