離婚して一年。荒んだ生活を送っていた幸彦は、ある「学校」を紹介される。そこには様々な事情を抱える生徒たちが通っていた――。
男性限定の家事学校。テーマが面白そうだと思って読みましたが、なかなかに抉られることが多かったですね…私結婚したことないのに(笑)
家事に仕事に夫と妻、問題は昔からあるし内容はその家庭によって様々。だから何が正解かって言うのも無くて、難しいなと思います。幸彦はちゃんと自分で気づけて、変わろうと思えているから良かったんじゃないかなと思います。こういうところに行ったから少しかじった気になって偉そうに口出ししてくるのは嫌だなぁ(笑)
子どもはいないけど、1日甥っ子と姪っ子と関わるだけでくたびれる人なので、本当に親は凄いなぁと思います。
こちらの作品でもちゃんとしっかり解決という風にはなっていないと思いますけど、家族の形も夫婦の形も正解なんてないのだから、これで良かったのかなとも思います。
個人的には猿渡君が変わったことが良かったなと思いました。
<中央公論新社 2024.3>2024.3.31読了