黒猫 乙女の本棚 (立東舎)
まくらくらま
リットーミュージック
2023-10-13


人気シリーズ「乙女の本棚」第35弾は、文豪・ポー×イラストレーター・まくらくらまのコラボレーション!
小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。
私は狂っているわけではないし、よもや夢を見ているわけでもない。どのみち、明日になれば私は死ぬ。
動物好きで、賢い黒猫を飼う男。ある晩の行いから、少しずつ彼の人生が崩れていく。
ポーの名作が、アンティークのような不思議な魅力を放つイラストで話題の大人気イラストレーターで、本シリーズでは中原中也『詩集『山羊の歌』より』を担当するまくらくらまによって描かれる。
名作文学と現代の美麗なイラストが融合した、珠玉のコラボレーション・シリーズ。
自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。

森晶麿さんの黒猫シリーズをずっと読んできていて、ポーの作品を読んでいないことに気づきました^^;今回乙女の本棚シリーズで「黒猫」があることを知り、読んでみました。
なんて自分勝手な話なんだろうと思いました(笑)
勝手にお酒におぼれるようになり人格がおかしくなって行ったのに、近くにいる黒猫に危害を加えるなんて意味が分かりません。奥さんもずっと尽くしてきたのだろうになんて可哀想な最期…。
ところどころに登場する挿絵がより怖さを感じました。
イラストを担当されたまくらくらまさん、最近どこかで聞いたな…と思ったら、以前読んだカトリシリーズの絵も描かれている方ですね。絵のテイストがとても好きです。

<立東舎 2023.10>2024.3.27読了