湯道
2023-09-13


亡き父が遺した実家の銭湯「まるきん温泉」に突然戻ってきた建築家の三浦史朗(生田斗真)。帰省の理由は店を切り盛りする弟の悟朗(濱田岳)に、古びた銭湯を畳んでマンションに建て替えることを伝えるためだった。実家を飛び出し都会で自由気ままに生きる史朗に反発し、冷たい態度をとる悟朗。一方、「入浴、お風呂について深く顧みる」という「湯道」に魅せられた定年間近の郵便局員・横山(小日向文世)は、日々、湯道会館で家元から湯の所作を学び、定年後は退職金で「家のお風呂を檜風呂にする」という夢を抱いているが、家族には言い出せずにいた。そんなある日、ボイラー室でボヤ騒ぎが起き、巻き込まれた悟朗が入院することに。銭湯で働いているいづみ(橋本環奈)の助言もあり、史朗は弟の代わりに仕方なく「まるきん温泉」の店主として数日間を過ごす。

小山薫堂さんが企画・脚本を担当された今作。湯道って、華道や茶道と同じような意味合いだったんですね。なんか、ざっくりした言い方になりますけど^^;2015年から小山さんが提唱されているそうで、それが映画として形になるって面白いです。
映画を観た感想は、出演陣が豪華すぎることですね(笑)名だたる俳優さんが勢ぞろいでびっくりしました。登場した人達ひとりひとりのキャラが立っていて、また丁寧に描かれていて、みんなにそれぞれ人生があるんだなって言う事が伝わってきて、本当に良かったですよ…
看板の「ぬ」と「わ」の意味が分からなかったけど、まさか厚切りさんに教えてもらうとは…(厚切りさんにというわけではない)
若くて可愛いいづみも、どうしてここで住み込みで働いているのか失礼ながら疑問だったのだけど、その理由も分かって良かったです。史朗と悟朗の関係も良くなって良かった。悟朗の職人っぽい風貌がさすがでしたね。史朗の垢抜けた感じも(笑)
良い映画でした。銭湯に行きたくなりました。私は湯に浸かるのは大好きなんですけど、のぼせるのが早くて長く浸かれないのが悩みなんですよねー…^^;