図書館に勤め始めてから4回目の春。犬上さんの悩みは反抗的な新人・高橋さんのこと。さらに同僚・内海さんとの関係にも変化が――? 大人気図書館シリーズ、お仕事も恋も波瀾の第5弾!

シリーズ第5弾。もう5冊目なんですね。始めが犬上さんがベテランになっている世界だったので、こんな時代もあったんだね…という気持ちで前作から読んでいます(笑)
新人の高橋さん、きっとそういうことなんだろうなぁと思っていましたけど、やっぱりそうでしたか…。図書館が最初の職場になったらそう思うんでしょうねー。でも、真面目に仕事をしている犬上さんや内海さんの姿を見てちゃんと心が動いて良かったです。私も高橋さんはちょっと苦手だなって思ったけど(笑)
それにしても、内海さんの展開には驚きました。そんな片りん、第1弾や第2弾で出てきましたっけ?当時も犬上さんが内海さんのことが好きなのがバレバレでどうなんだろうって思っていた気がするけど(その後の展開もありましたけど)犬上さんのこれからも気になります。
霜月さんが言った「そうやって自分を一番下に置いていれば、楽なんだろ」という言葉が私の心をえぐられました…。私もたぶんそう思っている節があるから…。
今回も勉強になりましたし、面白かったです。

<河出書房新社 2023.11>2024.2.17読了