登場人物が読者と一緒に年をとる「爽香」シリーズ第36弾! 杉原爽香は、恩師の河村布子から、布子の古い知人・小川久子の娘が起こした殺人事件について相談を受ける。どうも冤罪らしいのだ。しかもすでに娘は服役中という。真犯人を見つけ出すため調査に乗り出す爽香たち。たが、真実を隠蔽しようとする勢力が、さまざまな手段で爽香たちの行く手を阻む。冤罪事件の真相解明という、かつてない難題に50歳の爽香が挑む。
爽香が50歳に…前作で50歳になる前に50歳のお祝いをしたからか(笑)今回は特に御祝いもなかったですね。今回も色々とあってそれがうまい事重なっていきましたね。冤罪の話が1番でしたけど、明男が巻き込まれた事件というか事故が1番理不尽で腹が立ちましたね。お姉さんが亡くなってしまったのはかわいそうですけど、それで犯人でもない人を付け回して傷つけようとするとかおかしいですし、刑事も今の時代に個人情報をペラペラしゃべって最低でしたね。腹が立つー。
冤罪は無事に解決してよかったけど、最後のあれは何だったんだ…。友達は無事なのでしょうか…。
ハッピーエンドだと思ったらそんな悲劇が待ってるの「若者のすべて」を思い出しましたよ←
来年はこの事件のこともやってくれるのでしょうか。もう次が気になります。
<光文社 2023.9>2023.12.27読了