もうすぐ2023年が終わりますね…。毎年毎年早いなあ…
トニセンが以前年が明けたらもう年末だみたいなことを言ってたことがありましたけど本当にそんな感じですよ…
来年は2024年ですってよ…2000年から干支二回りしてるなんて信じられない…なんて言ってる時点で年を重ねているんですね(笑)
さて、毎年恒例の独断と偏見の書籍ベスト10です。
今年は205冊読みました。昨年の266冊より少ないですね。って去年が読みすぎなんですけど^^;
4月から転職したこともありますが、通勤時間が往復2時間くらいあったのがほぼ無くなって、読書をする場所が減ったのも要因かと思われます。来年はもうちょっと読んでいけたらいいな。
以下、ランキングです。
例年と同じように1作家1作品としています。今年出た作品だけでなく、私が今年読んだ過去の本も含んでいます。あしからず。

第1位「なれのはて」加藤シゲアキ
あらすじを読んで重厚な作品だろうなとは思っていましたが、本当に素晴らしかったです。
1枚の絵にまつわる作者の秘密、歴史、家族、全てが壮大で面白くて読む手が止まりませんでした。最後はとても感動的でしたし、読み終えた後も小説の世界からなかなか戻ってこれなくて。余韻の残る作品でした。2度目の直木賞候補になりましたね。候補になるのが納得の作品でした。

第2位「ヨルノヒカリ」畑野智美
いとや手芸用品店を営む木綿子は、35歳になった今も恋人がいたことがない。住み込みで働くことになった28歳の光は、母親が家を出て以来“普通の生活”をしたことがない。普通に考えたら同じ屋根の下で男女が暮らしていれば周りは色々言うかもしれない。
でもこの2人から醸し出される空気がとても温かくて優しくて、無理に形を作らなくても良いんじゃないかなと思いました。2人を見守る成瀬家の人々、ひかりの隣に住んでいたおじいちゃん、パートの聡子さん、常連客の司さん。本当にみんなが愛おしかったです。

第3位「この夏の星を見る」辻村深月
私は小説の中でコロナ禍が登場すると、現実逃避したいのになってちょっと嫌な気持ちになったりしていました^^;でも、この作品は違って、コロナ禍になってしまったから諦めてしまったこともあるけど、でもできることもあって、だからこそ出会えた仲間たちがいたっていう形が素敵すぎて、とても好きなお話でした。茨城、東京、長崎の3つの学校の学生たちがオンラインで繋がり、みんなで夜空を見上げる…なんて、素敵すぎました。

第4位「月の立つ林で」青山美智子
最近読んだ「リカバリー・カバヒコ」も好きだったのですがこちらに。登場する人たちがタケトリ・オキナという人のポットキャスト『ツキない話』を聴いているという共通点があり、少しずつ繋がっているのが好きでした。そしてタケトリ・オキナの秘密。
読み終えた後に元気が出て、前向きにさせてくれるお話でした。

第5位「鈍色幻視行」恩田陸
一つの作品についてみんなで語り合う。恩田さんっぽい作品だなぁと思ったのが第一印象でした。過程が面白いけど結末はちょっと拍子抜け…っていうことも多い恩田作品ですが(笑)この話し合った過程が面白いんだと思わせてくれた作品でした^^語る人たちもそれぞれ個性的で面白かったです。

第6位「八月の御所グラウンド」万城目学
2編からなる中編作品。最初の作品が全国高校駅伝の話だったのであらすじを読まずに読んだ私は大興奮でした(笑)実際のレース展開も楽しかったし、レースを終えた後の選手たちの会話もとても良かったです。そして表題作。まさかマキメくんに泣かされるとは思いませんでした(笑)好きなことをやりたくても出来ない時代があって、命を落とした若者がたくさんいたことを、私たちは決して忘れてはいけないのだと思いました。

第7位「タスキメシ 五輪」額賀澪
箱根駅伝を経験した選手たちのその後の物語。一人は引退して企業で働き、一人は実業団に所属しオリンピックを目指す。そして舞台は東京オリンピック。大舞台も舞台裏もそれぞれの場所でみんなが奮闘して輝いていて、胸が熱くなりました。そして駅伝オタクじゃないと分からない盛り上がり要素が散りばめられていて大満足でした(笑)

第8位「好きになってしまいました。」三浦しをん
しをんさんの好きが詰まったエッセイ。しをんさんはオタクな方なので本当に好きだったらとことん追求される方なので読んでいて本当に楽しいですし、師匠…!っていう気持ちになります(笑)そして私なんかまだまだだなと思います^m^

第9位「必ずできる、もっとできる。」大八木弘明
2022年度の大学3大駅伝で駒澤大学が3冠を達成! 箱根駅伝の総合優勝を喜んでいる中突如陸上監督退任の知らせが…。歓喜と哀しみを同時に味わった2023年1月3日(笑)そして月末にこの本が刊行されました。この本は絶対に買わねば!と思い即座に買って読みました。大八木監督が28年間培ってきた指導方法が細かく書かれています。監督が時代の流れによって指導方法を変えていったというくだりを読んで、なんて柔軟性の高い人なんだろうと驚きました。だからこそ、駒大はずっと常勝軍団でい続けているんですよね。OBを含め駒大の選手のお名前もたくさん出てきて嬉しかったです。そして勇退した割に色んな所でお見掛けするので安心しています(笑)

第10位「かがくいひろしの世界」
現在、かがくいひろしの世界展が全国で巡回しています。北海道に住んでいるとなかなか行きづらい場所が多くて^^;私は行けないでいたのですが図録を発見し、読みました。
かがくいさんを知ったのは亡くなられた後。でも、亡くなられて14年が経った今でも作品は愛され続けていて、絵本の素晴らしさはもちろんですが、かがくいさんの人間性がそうさせるのだろうなと感じた作品でした。かがくいさんと関わった方々のコメントが寄せられていましたが、どのお話も素敵で心が温かくなりました。特に最後の奥様の言葉が本当に素敵で。ツーショットのお写真がとっても可愛くて、読んでいて涙が出ました。未完となった作品のイラストもたくさん載っていて、ずっとずっと大切にしたい本になりました。

以上が2023年のランキングでした!
来年も素敵な本にたくさん出合えますように!
ということで今年1年を振り返ってみます…
まずはやりたいことリストについて。
「4.図書館で司書として再び働く」のみ達成でした。っていうかこれが叶う日が来るとは思いませんでしたよね…。また働きたいと思って転職活動はしていましたけど。
今年1年はまずは仕事に慣れようと思っていたし、引っ越して環境も変わったので、それ以外のことはあまりできなかったですね。来年はもうちょっと色々挑戦したいです。

ということで、4月から某市で図書館司書として働き始めました。以前勤めていた図書館とはぜーんぜん違ってとにかく肉体労働。めっちゃ想像以上に肉体労働(笑)慢性的に右腕と右肩が痛くなって多分もう治りません(笑)最近腰も痛めました^^;そしてなんか知らんけどちょこちょこ取材を受けてテレビや新聞等に出るという(笑)そして正職員なので図書館司書として以外の仕事もたくさんあって、まだまだ不慣れなところもあるし、不安なところもあります。それでもせっかく夢がかなったので、頑張っていきたいと思います。

そして、環境が変わったと言っても推しへの愛は変わりませんよ勿論。
今年は2月にトニセンのコンサートに行って、3月に健ちゃんの舞台を見て、4月にまーじかるを見て、6月に林君の舞台を見て、10月に林君と寺西君の舞台とまーじかるを見て、11月に剛ちゃんの舞台を見て…って相変わらずなんだかんだで行ってんな(笑)行きたいところへは行けたので良かったです。職場にはもうカミングアウトしているし、休みとりたかったらとっていいよと言ってもらえる環境なので、来年はもっと行くかもしれません(笑)
今年は健ちゃんやオカダが新しい道へ進むために親元を飛び立って(笑)トニセンも多分大きな岐路に立たされて。イチファンも胸が苦しくて辛い時期がありました。多分今も続いています。それでも私は変わらず、好きな人を好きでい続けることしかできないと思うし、それはずっと変わらないです。今までの軌跡は変わらないし、私はこの6人が好きだから。来年も好きをアップデートしていけたらと思います。
そういえば、私は自分の年齢は誕生日の時しか思い出さないようにしているんですけど(笑)来年大台に乗るんでした。こわー。まあ、多分私はこのまんま変わらないと思うので、引き続き皆さま、よろしくお願いいたします。
今年もお世話になりました。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。