鴨川食堂ひっこし (小学館文庫)
柏井壽
小学館
2023-03-07


京都発!大人気美味しいミステリー第10弾
「鴨川はんには申しわけないんやが立ち退いて欲しいんや」。
京都・東本願寺近くにひっそりと佇む食堂で、依頼人の“もう一度食べたい”を叶えてきた鴨川流・こいし親娘。
ある日、食堂の大家が店を訪れ、一帯の再開発にともない建物を明け渡して欲しいと流に告げる。移転か店じまいか、戸惑いながらも話し合いを始める流とこいし。
そして世代交代も考え始めた流は、こいしに亡くなった妻・掬子との思い出の味を探してほしいと依頼し――。
第一話 紅白餅……流の探しもの
第二話 ボルシチ……最後の答え合わせ
第三話 カレーうどん……店の命運
心もお腹も温まる、美味しいミステリー最新作、第10弾。
鴨川親娘が実在の名店を巡る番外編、「鴨川食堂おでかけ」も収録!

記念すべき第10弾に鴨川食堂では大きな転機がやってきましたね。
今回探し求める食も鴨川親子に関係する人のものばかりでした。
最後のお話はこいしの彼氏の食に関することだったんだけど、どうも煮え切らないというかもやもやする終わり方だったなー。私は嫌だ。待っている側目線になってしまう。
次回からは新体制になった鴨川食堂が見られるのでしょうか。
多分ないと思うけど今回の最後のお話の続きがあればいいなと思います。

<小学館 2023.3>2023・8.14読了