「ご亭主殿は、一国一城の主になるおかたです」織田家馬廻役で禄高五十石にすぎない山内一豊を内助の功で出世させた妻・千枝。「賢妻」は実は名探偵でもあったのだ。織田、豊臣、徳川と天下人が入れ替わり、裏切りと密約が横行する戦乱の時代。次々と起こるお家の一大事を、閨の交わりの後に生まれる妻の名推理で、一豊は解決に導く。鯨流歴史ミステリの真骨頂。
久しぶりに鯨さんの歴史ミステリを読みました。
テレビなどで山内一豊について知るようになってきたのでここらへんで読んでみようかなと思い、手に取りました(笑)
史実に基づいてのミステリなので本当にこんな感じだったんじゃないかなぁと思うときもあってちょっと怖いです^m^
でも、千枝が推理力を1番発揮するのが2人で閨にいるときというのが何かあれですけど(あれとは)
ただこのお話だと一豊自身は実力があるのかないのかよく分からなかったのが残念でした(笑)まあ、元々馬廻役だったのが出世しているのだから本人の気質ももちろんあったのは分かるんですけども。
<光文社 2009.11、2012.9>2023.8.3読了