夢だかなんだかわからない。
けれどもきっと本当だ。
…こんなのがざしき童子です。
語り部が語り伝えるように書かれた、4つのざしき童子のお話。不思議でどこか淋しい雰囲気が画面から伝わってきます。
光と影の表現が美しく、繊細なタッチで描かれた子どものかわいらしい表情や情景。すうっと、物語の世界へ引きこまれていきます。
朗読する本を探していると言っていましたが、こちらの作品を読んでみたら7分くらいだったのでこちらに決めました^^良かったー。
宮沢賢治の作品は好きですがこの作品は知りませんでした。
イラストも相まってざしき童子がとても可愛らしく描かれていました。でも存在としては少しだけ切ない。短い作品ですが宮沢賢治の世界が広がっていました。
<三起商行株式会社 2017.10>2023.7.26読了