顔の左側に大きなあざがあるアイコは、幼い頃にあざをからかわれたことがあり、恋や遊びを諦め、大学院で研究ひと筋の毎日を送っていた。しかし、“顔にあざやけががある人”というルポルタージュ本の取材を受けて注目を集めたことをきっかけに、状況は一変する。本の映画化の話が進むと、アイコは友人の編集者まりえの紹介で映画監督の飛坂と出会う。アイコは映画化を当初断わったが、彼と話をするうちにその人柄に惹かれていく。

原作を読んだのが10年前(!)なので忘れている部分もありましたが、島本作品の中でも好きな作品だったので映画はどんな形になってるのだろうと楽しみにしていました。
松井さんがこの作品が大好きで、映像化されるなら自分がやりたいとラブコールをしていたことを知り、本当に良かったね!と思いました←
松井さんのアイコ、とても良かったです。原作をしっかり覚えているわけではないけど、アイコの良さが前面に出ていた気がします。アイコは内気ではあるけど、顔にある痣を嫌がっているわけではなくて、ただ受け入れて、同じように受け入れてくれている人と関わっている。それは決して後ろ向きではないと思いました。研究所の人たちはみんな素敵な方です。教授もミュウ先輩も、原田君も、みんな素敵。ちゃんとアイコという一人の人間を受け入れて尊敬しているような気がします。またアイコ自身もとても魅力的で素敵な人なので、だからミュウ先輩も原田君も慕っているのだと思いました。飛坂とアイコの関係はよくいう価値観の違いだったのかなと思います。1番のものが違っただけ。悪くない関係だとは思ったけど、でもよくもなくて^^;だから、ひとときの夢ということで、終わって良かったのだと私は思います。じゃないと多分、アイコは幸せになれないから。原作の時も思ったけど、やっぱり原田君が良いやつだった…!アイコが原田君のことを考えてくれて本当に良かった。多分、原田君なら素直にアイコを幸せにしてくれるよ!←
最後の夕日を浴びながら踊るアイコが眩しかったです。本当に美しかった。
病室でのミュウ先輩とアイコのシーンが凄く好きでした。だから最後のシーンがこの2人で良かったです。アイコが可愛くてキスしちゃう気持ち、分かるよ(笑)
素敵な映画を見ることが出来て良かったです。