幼い頃の交通事故をきっかけに、ひとつの身体の中で曜日ごとに入れ替わる“7人の僕”。性格も個性も異なる7人は、不便ではあるが、平穏に暮らしていた。各曜日の名前で呼び合う彼らの中でも、“火曜日”は一番地味で退屈な存在。家の掃除、荷物の受け取り、通院、、、他の曜日に何かと押し付けられて、いつも損な役回り。今日も“火曜日”はいつも通り単調な一日を終えると、また一週間後に備えて、ベッドに入る。それは突然やってきた。“火曜日”が朝目を覚ますと、周囲の様子がいつもと違うことに気付く。見慣れないTV番組、初めて聞く緑道の音楽…そう、“水曜日”が消えたのだ。水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わっていく。残された“火曜日”はどうなってしまうのか―
予告の感じからホラーかサスペンスっぽいなのかなと思ってドキドキしながら見始めましたがそこまでではなかったですね。1番平凡で地味な(笑)火曜日目線なのが良かったのかも。
他の曜日に押し付けられて1番被害を被っている火曜日。他の曜日の人格が何をしているのかは知らない。火曜日が水曜日を手に入れた時、今まで見たことがない風景を見た時の嬉しそうな顔が印象的でした。1週間に1日しかない時間が2日に増えた。それがこんなに嬉しいことなのかって新鮮でした。
いつも休館日で行けなかった図書館に行けた時の嬉しさも伝わってきました。ここは水戸市西部図書館なんですね。素敵な図書館…いつか行ってみたい。
そこで出会った司書の女性に恋をするけど、その女性が恋をしていたのは水曜日の自分…なんて、複雑で切ない…。
火曜日しか生きられなかったのに水曜日も木曜日も生きていて、月曜日が金、土、日も生きていることを知り、どうなることかと思いましたが、私はこの結末が好きでした。
よく登場するこの女性は姉か妹なのだろうか…と思ったら同級生だったんですね。この同級生にも少し秘密があったわけですが。回想シーンが鮮明なものなら元々の人格は火曜日だったのかな。
でも、この状態のままで付き合うとかなんやかやとかどうなるんだ?なんて余計なことを考えてしまったけど^^;7人とも幸せそうだったので良かったかなと思います。私はこのくらいの刺激の映画が合っているな^m^(過激は苦手…)