PLAN75
2023-04-26


少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)、フィリピンから単身来日し<プラン75>の関連施設で働いているマリア(ステファニー・アリアン)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく……。

もしかしたらこんな未来が来るかもしれないと思わせるお話。
監督さんが以前撮られた「十年 ten years japan」の中に収録されていた作品だったんですね。
私は完全にミチ目線で見ていたなぁ…
私はきっとずっと独り身で、年を重ねたらきっとミチと同じような境遇になるから。
もしもこんな制度があったら、私は考えてしまうかもしれないなぁ…。でも、最後の最後で逃げ出したりしちゃうのかな…。でも、周りに迷惑をかけたくないしなーと今のところは思っていたりします。
ヒロムの立場は辛いものがありますよね。仕事だからやらなければならない。淡々とこなしてましたね。でも、おじさんがPLAN75を申請したことで感情が出てきてましたね。
息を引き取ったおじさんを個別で火葬しようと行動したところ、好きって言っていいか分からないけど好きなシーンでした。ヒロムは優しい人ですね。
ミチはとても魅力的な女性でした。
高齢だけど仕事はしっかりこなして、周りを気遣えて、凛としている気がしました。
1度関わっただけの瑶子が感情を揺さぶられるのが分かります。
ミチがどうしてそうなってしまったのかは分からないけど、でも、これからも生きていってほしいです。