本を“治す”状態になる前に予防する方法とは? 書籍が水で濡れてしまった場合の対応方法は? 修理のデメリットを最小限にするには? 図書館の資料保全の基本的な考え方をストーリー形式でわかりやすく解説する。
この作品の中に登場した「水濡れから図書館資料を救おう!」を以前読みました。
書籍が水濡れしてしまった際に図書館員はどう対処すべきか。制限時間も決まっていていかにして資料を助けるか、とても興味深かったのを覚えています。
こちらの作品でも書かれていますが、全ての書籍を平等に同じように助けるのが正しいというわけではないんですよね。修理の方法も、その書籍がどのくらいの間図書館に所蔵されるものかによって変わるというのもなるほどと思いました。1年くらいで廃棄になる本はテープをベタ貼りでもいいけど、何十年も残る本はそれではいけないというのも勉強になりました。和紙を使った修理の方法、私も学びたい…。
ストーリー自体はちょっとあれでしたけど←面白く読みました。
<DBジャパン 2022.9>2023.2.20読了