持統天皇、北条政子、日野富子、淀殿……もしこの人がいなかったら歴史はどうなっていただろう?と思われる「こじらせ女子」大集合!
「悪女」「猛女」と言われたスゴイ女たちの実像に迫り、そのドラマティックな人生を解説。
歴史学習で取り上げられる女性は、どうしてこんなに少ないのだろう……。篠さんは、子どもの頃にそんな疑問を抱いたと言います。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する北条政子のように、歴史の上の女性たちは決して活躍していないわけではありません。
ここでは、”歴史をこじらせた”33人の女性たちを、史実に照らし合わせながら、また和歌を読み解きながら、定説を覆す”ぶっちゃけ史観”もバシバシと入れながら、「悪女」「猛女」といわれたスゴい女性たちの実像に迫り、そのドラマテックな人生を紐説いていきます。
いやー面白かったー!歴史に名を遺した女性たちのあれやこれやのお話がとても面白かったです。時代が順々に巡っていくので時代の流れも分かってとても分かりやすかったです。
知っている人と知らなかった人、半々くらいでしょうか…。
前々から思っていたんですけど、三大悪女と呼ばれている3人は私は誰も悪女だとは思っていないんですよねー。その時代を生き抜くために必死で、結果論としてそう見えただけで実際は違うような気がするんです…。そしてそのお三方よりも悪女がちらほらいましたよね^^;藤原薬子は前々から怪しいと思っていましたよ←
平清盛が行きたい時代に生きた女性たちのところはそれこそ大河ドラマ「平清盛」を思い出しながら読んでいました。懐かしいな…。
家系図も分かりやすくてありがたかったです。それにしても家族内の血が濃くて複雑…
<文藝春秋 2022.9>2023.2.1読了