「聞く力」「気配り」「謙虚」「冷静」「観察眼」「戦略的思考」「質の追求」「慎重」「準備力」…「静かな人」の数々の潜在能力とは?
本書は台湾出身、「超内向型」でありながら超外向型社会アメリカで成功を収めた著者が書い
た「静かな人の潜在能力」を最大限に引き出すための戦略書だ。
ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスク、ウォーレン・バフェットなど、
ケタ外れの成功をしているビジネスパーソンの多くが内向型であるように、静かな人は、底知れぬポテンシャルを秘めている。
・静かな人は「表面より本質」を重視する
・「じっくり聞く」という特殊能力
・冷静に「小さなミス」を見つけだせる
・大人数より「一対一」で深い関係をつくれる
・観察者で、リーダーで、集中力がある
・静かな人が「もっとも周到」なことは多い
・静かな人の「バックハンド」の威力
・完璧な準備で「質の高い」仕事をする
・「謙虚さ」こそが成功をもたらす
騒がしい言葉で埋め尽くされている世の中で、静かな人がその能力をフルに開花させる秘密が詰まった本書、必読である。
本書の中で自分が内向的か外向的か分かるチェックリストがあります。やってみましたが私は圧倒的に内向的な人間でした。でしょうね(笑)
著者さんのことは本書を読んで初めて知りました。内向型の方のはずなのにやっている仕事環境はめっちゃ外向型。苦しくなったりしないのだろうかと思いましたが、上手く折り合いを付けて、逃げ道を見つけて仕事をしている感じがしました。まあ、仕事が出来る人なんですよね^^;
私も大学生の時、就活をしていて自分よりも先に内定を決めている友人の姿をたくさん見てきました。こんな性格だから決まらないんだ。っていうかこんなんで受け入れてくれるところなんてあるの?とも思いました。でも、そんな自分だってできることはある。私がちゃんとできることを無理せずアピールしていこうと思って続けていた記憶があります。
この本を読んで、私も、私なりに出来ることがたくさんあるなって思えました。
私なりに努力できるところを見つけて努力して、生きやすい環境で生きていけたら良いなと思いました。
<ダイヤモンド社 2022.6>2023.1.27読了