前作『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』でミステリー界に衝撃のデビューを果たした赤ずきんに相棒ができました。
その名はピノキオ! とある目的があって一緒に旅をするのですが、ゆく先々でまたもや事件が発生します。
『白雪姫』『ハーメルンの笛吹き男』『三匹の子豚』……。
世界のみんなが知っている童話をベースにした連作本格ミステリ第二弾。
今作も、あの決め台詞が炸裂します。
相変わらず赤ずきんは頭が回りますねー。周りにこういうの得意って言われるのが分かります。
白雪姫が予想以上に残虐でびっくり(笑)継母がとても苦労しているからそんな簡単に白雪姫を殺そうとするかなぁと思っていました。
三匹の子豚も骨肉の争いがひどかったですね(笑)気弱な奴が1番危ないと思っていたけど予想通り^^;
今回はピノキオが相棒となり旅をしていきます。ピノキオも自分の身体を揃えて人間にしてもらうためです。最後は上手いこと言って良かった。赤ずきんの人徳ですね。
それにしてもベースの物語がありつつの殺人事件、やっぱり面白いです。
<双葉社 2022.10>2022.12.27読了