二代目お披露目!?珠実、ついに探偵デビュー!?爽香は巨額遺産の相続人に指名される!?
主人公が読者と一緒に年齢を重ねる「爽香」シリーズ最新刊!
大富豪・三田村朋哉は、孫娘の奈美に、遺産を渡したい人物として杉原爽香の名前を挙げる。
以前、爽香によって助けられたことがあるらしいが、当の爽香にはさっぱり覚えがなかった。
一方、娘の珠実は中学一年に。
放課後に担任・里谷美穂の手伝いをしたおり、コピー機に置き忘れられた書類に気付き、里谷に預ける。
だがその夜、里谷から不可解な内容のメールが届き、彼女は運転していた車ごと襲われてしまう。

今回は珠実も活躍していましたね。血は争えないです(笑)珠実の担任が何者かに襲われ、珠実の身にも危機が迫る。それでも冷静にちゃんと対応していましたね。流石爽香の子…としか言えない(笑)爽香の1番初めの事件は15歳の時。あと2年で珠実は同い年になるんですね…。感慨深い…って私が読み始めたのは3年前なんですけど(笑)でも34年分追っているわけですからね…
そして大富豪の三田村朋哉と爽香の関係も気になりました。いったいどこでつながりが…と思ったらこちらも懐かしい事件の話が出てきましたね。台風で危険な状態だった時、旅館にいる人たちを避難させた爽香。その中にいたんですね。私たちが知らないところで、たくさんの人達が爽香に助けられているんですよね、きっと。続きが気になってあっという間に読んでしまいました。

<光文社 2022.9>2022.12.21読了