1994年、将棋のプロ棋士・村山聖(さとし)七段は、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指し、15歳の頃から10年間弟子入りし同居していた森師匠の元を離れ、上京しようとしていた。聖は幼少期より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、家族や仲間は反対する。しかし、幼いころから何をおいても将棋にかけてきた聖を見ている森師匠は、背中を押す。東京-。髪や爪は伸び放題、足の踏み場もなく散らかった家、酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、みな彼の将棋にかける思いを理解し、陰ながら支えた。その頃、同世代の棋士・羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。
ずっと気になっていた作品。ようやく見れました。公開されたのはもう6年も前なんですね。
マツケンが凄く太っていたから凄い役作り…と衝撃を受けたことを今でも覚えています。
羽生さんが七冠を達成した時のことは何となく覚えています。でも、村山さんのことはこの作品が公開されるまで知りませんでした。
病気と闘い、言葉通り命を削って、命を懸けて将棋と向き合っていたんですね…。
公開当時から話題になっていましたが、村山さんと羽生さんの役作りが2人とも素晴らしかったですよね。私は羽生さんしかわからないけど、見た目そっくり。本人や奥様のお話によると対局している時の動作も凄く似ているそうで。研究されたんだろうなーと思いました。
私は原作を読んでいないのですが、原作を読んだ方が村山さんと羽生さんがお酒を飲み交わした居酒屋が本当は村山さんと森師匠の思い出の食堂だったのに、映画ではたまたま見つけた居酒屋だったから残念だったと言っていましたけど、やっぱり2時間の映画だとそこまでの背景を映し出すのは難しかったんでしょうね…
今回映画を見てようやく村山さんの生き様を知ることが出来て良かったです。