本好きの老婦人ペギーが死んだ。彼女は「殺人コンサルタント」を名乗り、数多くの推理作家の執筆に協力していた。死因は心臓発作だが、介護士のナタルカは不審に思い、刑事ハービンダーに相談しつつ友人二人と真相を探りはじめる。だがペギーの部屋を調べていると、覆面の人物が銃を手に入ってきて、ある推理小説を奪って消えた。謎の人物は誰で、なぜそんな行動を? 『見知らぬ人』の著者が本や出版をテーマに描く傑作謎解きミステリ。
こちらってシリーズものだったんですね←
タイトルが気になって手に取ったので気づきませんでした^^;
90歳の老婦人ペギーが心臓発作で亡くなる。高齢であったため始めは自然死かと思われていたが、介護士のナタルカが不審に思い、独自で調べ始めます。
このナタルカがとても個性的でしたねー。舞台はイギリスですがナタルカはウクライナ人です。
母親は母国に住んでおり、弟は行方不明。
ナタルカは薄給の介護士であるにもかかわらずどこか金回りが良いように見える…って凄く狙われそうな感じじゃないですか?しかも美人みたいですし…。
ウクライナ人が登場するということがこれほど大きな意味を持つことになるとは、著者さんは想像していなかったですよね、きっと。
犯人は予想外でしたし、最後にどんでん返しもありました。
私は海外作品はあまり読まないのですがこちらはとても面白かったです。せっかくシリーズものに手を出したから他の作品も読んでみましょうか^^
<東京創元社 20022.8>2022.12.15読了