日本史に学ぶ一流の気くばり
加来 耕三
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
2019-02-22


日本史の勝者に共通するのは、周りへの気くばりや気づかいが徹底していること。例えば、豊臣秀吉は生涯、他人の悪口を言わなかったといいますし、平清盛はけっして人前で部下を叱らなかったそうです。天下人徳川家康は、短気な性格をグッと堪えて、部下に寛容であり続けました。彼らは人間関係こそが大切と考え、どれほど偉くなってもその姿勢を変えませんでした。結果、周りから信頼を得て、大事な場面で多くの味方を得て、結果を出していったのです。一方で、才能があるのに失脚し、脱落していった人の多くは、周りへの配慮が足りず、足を引っ張られ、裏切られ、自滅していきました。現代社会においても、この真理は同じでしょう。むしろ人間関係が難しい今こそ、気くばりの重要性は増しています。本書は、日本史の偉人たちが行っていた気くばりを通して、仕事も人生もうまくいくヒントをまとめました。チームをまとめる立場の人から、職場の人間関係で悩む人まで、参考になる行動・考え方・姿勢は多いはずです。

毎週土曜日に偉人・素顔の履歴書という番組が放送されていて、加来先生はその番組で解説をしてくださっている方です。加来先生の本を読んでみたいなぁと思い、図書館にあったこの本を手に取ってみました。
気配りから見る日本史、新鮮!斬新!面白かったです。
平清盛は部下に優しかったという話は聞いたことがあります。決死で人前では怒らなかったと。良いな―そんな上司。羨ましいです。
やっぱりいろんなところに気配りが出来ていないと、上に立つことはできないんですよね…。
三英傑のような有名どころから結構マニアックな方までたくさん登場して時代もバラエティに富んでいたので良かったです^^個人的に蒲生氏郷が入っていたのが嬉しかったです。やっぱり凄い人だった知ってた。
いつの時代も気配りがだいじなんですね。私も周りをちゃんと見て気を配れるよう意識しなければ。

<クロスメディア・パブリッシング 2019.2>2022.10.19読了