身に覚えのない罪で投獄された清霞。
彼と離ればなれになった美世は、清霞を助けるために一人で軍本部へと向かう。
しかし目的地に着いたその時、彼女の袖を引く者がいた。
振り返った美世が見たのは、清霞そっくりの美少年。彼は清霞の式だという。
式に強引に連れ帰られた美世は、薄刃の家で態勢を調えて出直すことを決める。
すべては清霞と再会するため、美世は自力で道を切り開いていく。
そして迎えた甘水との決戦は――。
これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
甘水との最終決戦でしたね。清霞は捕らえられるし、新は甘水側についてしまったし、勝ち目はないかと思っていたけど、結果からみると大きな壁の張りぼてみたいな感じだったのかなと思いました。憎悪だけでは何も生まれないし生み出すことも出来ないんだなと思いました。最初の時からは嘘のように美世は強くなりましたね。素敵でした。
式に対しては私もそうだろうな…と思っていたので、おいおい…とツッコミどころが満載でしたが(笑)みんな美世が分かってないってわかっているからか微笑ましく見守っている気がして、それもまた信頼の証なのかな…と思いました^m^
2人が求めていた平穏な暮らしが戻ってきて本当に良かった。
闘いが終わったから勝手に今回が最終巻かと思ってたんですけど(笑)あとがきを読んで続くの!?って思いましたよね。確かにタイトル回収していない。
次巻は幸せに満ち足りているようなので楽しみにしています。
映画はどこまでやるんだろうな…
<KADOKAWA 2022.7>2022.10.10読了