ドラマ化もされた“おいしい小説”第9弾!
京都のとある食堂の奥には、「思い出の味」を捜し出す探偵事務所があるそうで──。
料理人の父・流と探偵の娘・こいしが、依頼人の悩みにそっと寄り添い、あたたかい料理でもてなします。
第一話 焼鳥……消えた父に伝えたい
第二話 駅弁……迷い込んだ心
第三話 イタリアン……強い男を演じた夫
第四話 巻き寿司……毎日一から出直し
第五話 フィッシュアンドチップス……大切な名前
第六話 すき焼き……忘れられない一日
あれ?ドラマ化されたんでしたっけ?←
もう9冊目になるんですね〜。どの物語もどの料理もいつも興味深くて惹かれます。
今回は最後の2作が好きだったかな。フィッシュアンドチップスは切なかった…一生添い遂げようとした人が作ったフィッシュアンドチップス…。正直フィッシュアンドチップスって食べたことあったかな?くらいだったけど、食べて見たくなりました。
そしてすき焼き。こちらも離れ離れになった兄弟の話。こちらは何となく予想が付きましたけど^^きっと再会できますよね。
このシリーズは大好きなんですけど、こいしが表情に感情を出し過ぎなところが苦手なんですよね…今回もそんなところがあってちょっとなぁ…と思いました。駅弁のところなのですが。まあ気持ちは分かるんですけどね。そして巻き寿司の男にも関わりたくないって言うのも分かりました。こっちは凄く良くわかる(わかってるんじゃないか)
ちょっとグチも言ってしまいましたが、好きなシリーズなのでこれからも続いて行ってほしいです。
<小学館 2022.5>2022.8.17読了