「南の十字に会いに行く」「南の島へ行くぞ」突然のパパの言葉で石垣島へ旅することに。正直言って、あんまり気は進まない。家族旅行といえばママも一緒だったのだ、去年までは…。
「星は、すばる」小学四年生の九月のこと、同級生の過失で私の右目は取り返しのつかない怪我を負った。世界はぼやけて頼りない姿に変わり果ててしまった。星降る夜に大事な友達と交わした約束も…。
「箱庭に降る星は」廃部寸前のオカルト研究会、天文部、文芸部。生徒会に必死で部の存続を訴えると、「じゃあ、スぺミス部ってことで」と、とんでもない提案が。
「木星荘のヴィーナス」うちの下宿に従兄のお兄ちゃんが引っ越してくることになった。家電もろくに揃えていないにもかかわらず、部屋には大きなポスターが飾られていた。そこに写る人はかつてこの部屋に住んでいた女性だった。
「孤舟よ星の海を征け」巨大宇宙船に乗っている僕たち。突然大きな衝撃を受けた。目を覚ますと僕は身体を動かすことが出来ない。どうやらコールドスリープに入っていたらしい。目を覚ました僕に話しかけてくれたのは、ドクター・マイアだった。
「星の子」中学の入学式の時、父親が芸能人である星合水輝に出会った。父親が有名人である水輝とは仲良くなれるような気がしていた。
「リフトオフ」
読みました。あぁ〜素敵な物語でした。
読み始めは繋がっている感じはしなかったですが「星の子」を読んであれ?と思い「リフトオフ」(すべてがネタバレになるのであらすじは書きませんでした)ですべての伏線が回収されていてさすが過ぎましたね。っていうか七星の母さん凄すぎだろ…
お父さんの名前と娘の名前を合わせて北斗七星とか素敵だな。
そういえば登場する人たちの名前は皆、宇宙や地球に関わるような名前でしたね。どのお名前も好きだけど1番好きだったのは美星かな。意外と聞かないかも。美星ちゃんが出てくるお話も最後まで読んだらしてやられましたよね。分からんわそんなん←小学生の時に起きてしまった事故は辛すぎるものだったけど良い展開だったんじゃないかな…なんて一言では片づけられないくらい色々あったと思うけど。
七星のお父さんがお母さんのことを好きすぎる感じが私は好きでした。最後は拗らせて面倒くさい親父になっていましたけど(笑)でも、しょうがないよね。
加納さんらしい優しくて素敵な物語でした。
<集英社 2022.5>2022.7.12読了
私も美星のお話好きでした〜♪