名探偵は……コテコテの関西弁を喋る馬!?
殺人、窃盗、金銭トラブル――
小さな田舎町で起こる不可解な事件に、元競走馬と牧場の娘のコンビが挑む!
『謎解きはディナーのあとで』の著者が仕掛ける、大本命ユーモアミステリ!
●「馬の耳に殺人」
田舎の乗馬クラブで起こった殺人事件。容疑者とされたのは、なんと馬のロック。本当にロックの犯行なのか腑に落ちない牧場の娘・陽子(マキバ子)に、元競走馬のルイスが話しかけてきて……。
●「馬も歩けば馬券に当たる」
マキバ子の実家である「牧牧場(まきぼくじょう)」の求人に応募してきた藤川という青年。彼がお金に困っているのにはある理由があって……?
●「タテガミはおウマの命」
行方不明だった女子高生の死体を発見したマキバ子とルイス。唯一の手掛かりは、現場付近に残された馬のタテガミがべったりとついたガムテープだった……。
――など、全5編を収録した連作短篇集!
東川さんの作品はウィットに富んだものが多いですが、まさか喋る馬が探偵役になる物語が生まれるとは思いませんでしたよね…
馬のルイスとマキバ子のコンビはなかなか相性がいいような気がしましたが^^
事件の真相についてもトリックはなるほどと思うものが多いんですよね。
でも最後がまさか連作になっているとは思わなかったな。。。やっぱり大金は人を変えるね…気を付けよう。
このコンビはまた見てみたいです。
<PHP研究所 2022.7.8>2022.7.8読了