紙屋ふじさき記念館の閉館まであと半年と少し。
夏休みのサークル遠足で紙の産地・東秩父と小川町を訪れたり、正月の「楮(かず)かしき」に参加したりするうちに、百花(ももか)は作家だった父が民藝運動に関心を持っていたと知る。
人の手が生み出すものの良さと伝え続けることのむずかしさに思いを馳せる百花。
記念館の閉館イベントの準備、川越の墨流し職人とのワークショップや三日月堂との活版冊子作りの企画が進むなか、改めて一成(かずなり)のもとで和紙を広める仕事をしたいと強く心に思う百花だったが、予想外の事態が発生して――?
川越の街と『活版印刷三日月堂』も引き続き登場!
「紙」がつなぐ優しい絆の物語、急展開の第5巻。

もうシリーズ5冊目ですか。早いなー。
サークル遠足で行った奥秩父、去年末に「ヤギと大悟」で訪れていましたよね^m^大悟さんと健ちゃんは紙のところにはそこまで触れていなかったけど、そういう見学できる場所があるという説明がありました。あそこか!と実際にテレビで見ている場所が登場したので驚きました(笑)
どうしよう…尚更行きたくなってしまったな^m^
民芸運動に関しても登場しましたね。この間東京へ行った時、日本民芸館まで行ったんですけどまさかの休館で中に入れず…見たかったな…なんてことも思い出したりしました。
そのサークル活動の後は時系列でさくさく進んでいった気がしますが、予想外の事態がまさか新型コロナウィルスのことだとは思いませんでしたねー…
閉館してしまう記念館の事に関して一成は何か考えがあるんじゃないかと一成の母や祖母は考えていましたけど、それがお披露目されるときは来るのでしょうか。
とても心苦しい感じで終わってしまって、こっちもなんだか消化不良です…
次回はどうなるかなー…

<KADOKAWA 2022.3>2022.6.22読了