「一つのことに打ち込む尊さを学ぶのに牧野以上の人物はいないだろう」と言わせるほど、研究に打ち込むとてつもない情熱。「もっと知りたい」という探求心。わかるまで調べるあきらめない気持ち。本から得る知識だけでなく、自然のなかで観察し、学ぶ姿勢。西欧の百年遅れといわれた日本の植物学を推し進める行動力。まわりの人たちの支えからうかがい知る富太郎の人間性。
子どものときからの好きな植物を追い求め、生涯を通して研究をやりとげる牧野富太郎の人物伝です。
来年の朝ドラのモデルとなった方。気になったので読んでみました。
3月20日のアド街で牧野記念庭園が紹介され、山田五郎さんが牧野富太郎がどれほどすごい人だったかを熱弁されていたので^^その時から気になっていた方でした。
植物の研究に打ち込む情熱はすさまじいものがありましたね…
このまっすぐさ、純粋さがあったからこそ、幾多の苦難に直面しても救い上げてくれる人がいたんだろうなぁと思います。逆に敵となってしまう人もいましたけど…
アド街の時にも聞きましたが、ご本人もですが奥様も本当に素晴らしい方ですね。
奥様がいなければ多分途中で断念せざるを得ない場面がたくさんあったと思います。夫婦と家族が成し遂げた偉業だと思います。
ただ、若い時に好きなことに邁進して熱心に打ち込めたのは家が裕福だったからなんですよねー…そして結局家業はたたんでしまったのでしょうか…。おばあさんがちょっとかわいそうだったなぁ…とも思ったりして。そして自分の研究で家業にまで影響を及ぼすとか、宮沢賢治や上山正祐を思い出したり思い出さなかったり←
スエコザサを見に行きたいな…と思いました。
<くもん出版 2022.2>2022.5.8読了