楽しく読みとく鳥獣戯画 (2) 伝統的な遊びと行事、祭り [ 三戸 伸恵 ]
世界に誇る日本文化のひとつ、漫画・アニメーション。その祖ともいわれる「鳥獣戯画」だが、特に、擬人化された愉快な動物キャラクターたちが登場する有名な甲巻は、数年前から国語教科書に「鳥獣戯画を読み解く」という教材として紹介され、今や大人から子どもまで、その名を知らない人はいないほど人気の作品となりました。東京国立博物館で甲乙丙丁の4巻すべてが紹介されることとなったのをきっかけに、これまでの甲巻だけではなく、4巻を通して鳥獣戯画の部分だけでなく、人物戯画の部分も紹介し、作品全体を通して読み解いていきます。本書の特徴として、シリーズ3冊の巻頭とおして甲巻すべての場面を掲載しています。また、教材の補足にできるように「やってみよう」「チャレンジ」「日本文化について知らべてみよう」など自分で調べてまとめる方法などを紹介しています。
1につづいて2を読みました。
1は4巻に出てくる動物や人について解説されていましたが、2は描かれている動物たちが何をしているのか、に注目しています。鳥獣戯画が描かれた平安時代から鎌倉時代にはやった遊びが多いんですかね。相撲とか印象的ですけども。当時からあるお祭りで行われる催事なども絵で表現されているのが面白いです。でも耳引きと首引きは痛そう…。
ここに書かれている遊びや催事で現在も残っているものもあるって凄いことですよね。歴史って偉大だなと思います。
<WAVE出版 2022.1>2022.3.20読了