陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)
夢枕 獏
文藝春秋
2012-09-20


平安京の暗闇に蠢く魑魅魍魎に、若き陰陽師・安倍晴明と朋友の源博雅が敢然と立ち向かう大好評シリーズ第四弾。今回は、晴明が好敵手でもある蘆屋道満と、帝の招きにより宮中で方術比べをすることになった一件を描く「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」や、これまた道満が絡む「泰山府君祭」他五篇。

4冊目まで来ました。
清明と博雅がお酒を酌み交わすところから始まるのがたまりませんね。
今回は蘆屋道満が何度か登場します。生成り姫でも登場するようなので意識して読んでいました。
良いコンビのような気もするし、手ごわい敵のような気もするし、これからも登場してきそうな方でしたね。
女の霊ばかり登場しますけど、女が強いのか男がひどいのかどっちなんでしょう…^^;
「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」が面白かったです。2人で闘うのかと思いきやカラクリがあったとは…さすがですね。
さ、次は生成り姫!早めに読まなければ(笑)

<文藝春秋 2000.6、2002.10>2022.2.24読了