鎌倉の片隅に佇む古書店「ビブリア古書堂」。店主の篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りだが、ひとたび本を手にすると、その可憐な唇からとめどなく知識が溢れだす。さらに彼女は優れた洞察力と推理力で、五浦大輔(野村周平)が持ち込んだ夏目漱石の「それから」に記されたサインの真偽を解き明かし、彼の祖母・絹子(夏帆)が50 年前に“秘密の恋”をしていたと指摘する。これが縁となり古書堂で働き始めた大輔は、日に日に栞子に惹かれていく。そんな中、謎の人物が、栞子が大切に保管する太宰治の「晩年」を奪おうとしていた。その正体を探り始めた二人は、「それから」に秘められた絹子の恋の行方と、「晩年」に隠された秘密がつながっていることに気付く。しかもその先には、大輔の人生を変える“ある真実”が待ち受けていた——。
こちらも録画したまま4年以上見ていなかった映画^^;まだまだたくさんあります…。
原作はずっと読み続けていますが1番最初に読んだのは10年以上前なので細部は忘れてしまっていました。ただ、凄く面白かったという衝撃だけは覚えています。
だからこそドラマはキャスティングの段階で絶対に見たくないと思いましたけど←
映画は少し興味を引かれていました。
キャスティングは素晴らしかったし、現代版の方の俳優さんの演技も素晴らしかったけど、ちょっと50年前の方に時間を割きすぎだったかなとは思います。メインは現代の方のはずなので…
東出さんと夏帆ちゃんが悪いというわけでは決してないんですけど。
1番違和感を感じてしまったのはラストです。
晩年を手に入れるために栞子を突き飛ばして怪我をさせ、ボヤを起こし、本を奪うために栞子を襲いかけ、執拗に追いかける犯人に対して警察に駆け込むのではなく人気のいないところに逃げて最後は車を捨てて逃げるというのがどうも現実的ではなくて一気に冷めてしまいました…。
しかもあんな場所なんだから1番最初に犯人を海に突き落とせばよかったのに…。もみ合ってるからそれは難しい?
鎌倉の雰囲気や古書店の雰囲気はとてもよくて、時間を割きすぎと言いつつも田中と絹子の恋愛模様の画は綺麗だったので、現代版はもう少し何とかならなかったのかなと思ってしまいました。
好きな作品だからちょっと強めな言い方でしたね。すみません。