旅屋おかえり (集英社文庫)
原田 マハ
集英社
2014-09-19


あなたの旅、代行します!売れない崖っぷちアラサータレント“おかえり”こと丘えりか。スポンサーの名前を間違えて連呼したことが原因でテレビの旅番組を打ち切られた彼女が始めたのは、人の代わりに旅をする仕事だった―。満開の桜を求めて秋田県角館へ、依頼人の姪を探して愛媛県内子町へ。おかえりは行く先々で出会った人々を笑顔に変えていく。感涙必至の“旅”物語。

ドラマ化されたのに便乗し、続編が出たこともあって読んでみました。と言ってもドラマは見ていませんすみません^^;
唯一のレギュラーだった番組が打ち切りになり、途方に暮れていたところで病気で旅が出来ない娘の代わりに旅をしてくれないかと依頼をされる。
今回の舞台は秋田県と愛媛県。角館は行ったことがありませんが内子町は行ったことがあります。しかも去年。試験を受けに行ったんですよねーダメでしたけど。のどかで素敵な町でした。
秋田は横手市に行ったことがあります。「炎立つ」を見て家衡が最期を迎えた場所に行きたかったんです。横手焼そばを食べに行った時地元のおじいさんがいて。どこから来たのか、なぜここに来たのか聞かれて金沢柵と沼の柵を見に来たって言ったら凄く喜んでくれたのを思い出しました。
このご時世だから今はこういう交流はできにくいですけど、こういう人との触れ合いが旅の醍醐味でもあるよなーと思い、おかえりさんの気持ちも凄く良くわかりました。
どちらの旅も良かったです。依頼人の姪とも仲良くなれて良かった…。気になって一気読みでした。
続編も楽しみです。

<集英社 2012.4、2014.9>2022.2.17読了