胃が合うふたり
新井見枝香
新潮社
2021-10-29


悩みごとはとりあえず、食べてから話そう。ふたりの友情はうまいものと共にある。ストリップ鑑賞の厳選おやつ、銀座絶品パフェめぐり、コロナ禍に交わすご馳走便、人生を変えた日の中国茶、新居を温める具沢山スープ――胃が合う友と囲む食卓は、こんなにも豊かで甘やかだ。人気作家とカリスマ書店員が共にした11の食事から、それぞれの見た景色や人生の味わいまでも鮮やかに描き出す、風味絶佳のWエッセイ集!

お二人のツイッターをフォローしているので、いつもおいしそうな食べ物がアップされていてお腹がすきます(笑)
それにしてもお二人とも凄い食べっぷりですよね。あんなに細いのに…。
私はお腹弱い芸人だから本当に羨ましい。旅行先でたくさん食べることが出来ないのです…。カレーのような辛い物も無理…辛い。
私のことは置いておいて胃が合うって大事だと思います。食の好みが一緒、食べられる量も一緒。そんな人が傍にいたらそれはそれは楽しいですよね!そして性格もお互いにない部分を補っているような感じがまた良いのかなぁ…なんて思いました。
お二人とも美味しそうに食べていらっしゃるのが分かるのですが、私は特に千早さんが口に入れるすべての食べもの飲み物に対して敬意を払っていて必ず食べたいと思うものを食べるという理念のもと食しているのが凄いなと思いました。感動しました(笑)食以外もそうですけど、私も意識してこれ「で」いいじゃなくて、これ「が」いいと選択して生活していきたいなと思いました。
書店員としての新井さんは以前神保町の書店で働かれていた時にお見掛けしたことがあるんです(新井さん目的で行ったのに恥ずかしくて話しかけられなかった)今度は日比谷にと思っていたのだけど、今度東京へ行くときにはお店がもう無くなっているみたいなので(涙)踊り子さんとしての新井さんを拝見したいなぁ…なんて読んでいて思いました。旅に出るときタイミングが合えば行ってみたいな。
お二人の交換日記のようなエッセイ、面白かったです。第二弾も待ってます。ずっと読んでいたい。そして食の参考にしたいです(銀座のパフェのお店はメモしました^^)
それにしても千早さんは京都のイメージが強かったので東京に引っ越されたことが描かれていてびっくり。期間限定のようですが。今度は東京暮らしのお話も待ってます(強欲)

<新潮社 2021.10>2022.1.24読了