1975年 早すぎたパンクバンド「逆鱗」は世間に理解されないまま解散へ向かおうとしていた。彼らは最後のレコーディングで「FISH STORY」という曲を演奏する。
1982年 気の弱い大学生は「FISH STORY」の間奏部分に「女性の悲鳴が聞こえる」という噂を聞く。さらには出会った女性に「いつか世界を救う」と予言され・・・。
2009年 修学旅行中に眠り込んでフェリーに取り残された女子高生は「正義の味方になりたかった」コックと出会う。その直後、二人はシージャックに巻き込まれる。
2012年 街が静まり返るなか、営業中のレコード屋の店長は「地球が滅亡する日でも好きなレコードを聴いていたい」と「FISH STORY」に耳を傾けている。
「FISH STORY」という曲の間奏には、なぜ1分間の無音部分があるのか?果たして、2012年地球は滅亡してしまうのか?時空を超えてすべてがつながった時、想像を超える爽快なラストがおとずれる!!
4年くらいHDDに眠っていたこちらの作品^^;ようやく見ました。
公開は2009年だからもう13年も前なんですね。今でも活躍されている俳優さんばかり。そして皆さん少しお若い。
伊坂さんの原作を読んではいましたが読んだのが15年くらい前なので^^;しかも短編集だったと思うのでちょっと忘れてしまっていましたが。
このバラバラの時系列が最後に一つの線に繋がる感じが伊坂作品の醍醐味でそれが上手く作られていたなと思いました。
伊坂作品で中村監督の映画では常連の^^がっくんがいい味出してましたねー。言い方があれですけどがっくんはちょっと気弱な普通の青年を演じるのが上手いなぁと思います。
あらすじのとおり、全てが繋がった時の爽快感が凄かったですね。あの怪しい預言者の言葉にイライラしてそれが覆ったから尚更そう思うのかも。そしてレコード屋の店長はきっとお父さんのことが好きなんだろうなぁなんて思ってあんないかつい姿だけど^m^最後には可愛いなとも思ってしまいました。多部ちゃんも伊坂作品が似合うなぁなんて思いながら見ていました。森山君はとてもかっこよかった!!!高良君の歌声も素敵だった!
そして音楽は斉藤和義さん。伊坂作品には斎藤さんの音楽がよく似合います。
観るまでにとても時間がかかってしまったけど、見て良かったです。