東啓大学理学部に新たに開設された寄附講座『科学警察研究講座』。
科学捜査に関するテーマを扱うというその講座に配属された松山悠汰は、科捜研から派遣されてきた研究員・北上の指導のもと、同期の藤生と協力して実際の未解決事件の捜査に携わることに。
松山たちが行き詰まったとき、かつて「科警研のホームズ」とまで称された講座責任者の土屋准教授が、驚くべき洞察力と推理力を発揮する!

シリーズ第3弾ですが、新章といった感じでしょうか。3人組はバラバラになり、研究員となった北上と大学生の2人がタッグを組んで未解決事件の捜査に加わります。
始めは科学捜査を取り上げたドラマが好きだったという理由でこの講座を選んだ松山でしたが、次第に講座自体に興味を持って自ら取り組んでいっているような感じになりましたよね。同期の藤生はワケありなんだろうなと思っていましたが、それがサブテーマに繋がります。まあ結構無理矢理感はありましたが^^;それでも楽しく読みました。このシリーズは続いていくのでしょうか。楽しみです。

<宝島社 2021.6>2021.12.22読了