清霞の両親の暮らす別邸に赴いた帰り、待ち伏せていた敵方の首魁、甘水に“我が娘”と呼ばれ、迎えにいくと告げられた美世。甘水から身を守るため、美世は清霞の職場である屯所内で日中を過ごすことになる。そこで護衛として紹介された女性軍人、薫子は清霞の元婚約者候補だった。清霞と薫子の仲の良い様子に少しモヤモヤする美世だけれど、次第に薫子と友人同士の関係になっていく。だが、その裏では美世を狙う影が確実に彼女へと迫っていた―。これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。

せっかく帰ってきたと思ったらまた新たな問題が浮上してきましたね。
甘水の狙いが美世であるため一人ではいさせられないと美世は清霞の仕事場で過ごすことに。異能の力を持つ上に甘水の娘かも知れないという疑惑のために清霞の同僚からは白い目で見られます。
美世の護衛に着いたのは薫子という女性軍人。清霞の元婚約者候補であったためにもやもやした気持ちもありつつ友情も芽生えていきます。そして薫子が女性であるがゆえに差別を受けていることも知りやるせない気持ちにもなります。美世は1度薫子を庇うような言葉を言い放ちます。今までの美世なら考えられないことですよね。成長したなぁ…なんて読んでいて思いました^m^
今回も面白く読みましたけど、冒頭で物語の展開が少し読めちゃいましたよね…あれは必要だったのだろうか…ない方がよくないかなぁ?なんて思ってしまいましたけども。
次巻も楽しみです。

<KADOKAWA 2020.9>2021.12.7読了