米澤屋書店 (文春e-book)
米澤 穂信
文藝春秋
2021-11-10


『満願』『王とサーカス』で「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」の国内部門1位でミステリーランキング3冠を2年連続で達成。
いま最も次回作が待ち望まれるミステリ作家・米澤穂信。
次々と魅力的な謎を生み出す作家の頭の中はどうなっているのか? 米澤さんの頭の中を満たしてきたのはどんな本たちなのか。
作家生活20年の節目に、米澤さんの心を捉え、人気ミステリ作家を形作ってきた本を一気見せ。
米澤さんが20年にわたって、様々な媒体に書きためてきた書評やお勧め本、対談を一冊にまとめました。
「思うさまに大好きなミステリをお勧めしたい」という米澤さんの強い思いから、特別書き下ろし読書エッセイ「私の好きなミステリ」(120枚!)&オリジナルコメンタリー(180枚!)収録。
米澤穂信ファン、ミステリファン、これからミステリ作家を目指す未来の書き手必携の一冊。

知ってたけど米澤さんは本当にミステリがお好きなんですね…と改めて感じた本でした(笑)
愛するミステリのことを語りつくした本ですね。これは確かに米澤穂信ファンもミステリファンもたまらないと思います。紹介された本の中で私も読んだことがある本はありましたけど数冊でしたね…私は海外作品はあまり読まないので聞いたことがない本もたくさんありました。変わったタイトルがたくさんあって面白かったです(笑)
まえがきもあとがきもすべて本にまつわるお話だったのが最高でした。
米澤さんが何度も出していた『六の宮の姫君』はシリーズものなんですよね。私はまだこの作品まで行きついていないので読まなければ!と改めて思いました^^
米澤さんがおっしゃった日常ミステリは私も大好きで、好きな作家さんの北村薫さんや加納朋子さん、倉知淳さんのお名前が登場して嬉しかったです。
作家さん同士の対談もどれも面白かったです。
特に好きだったのは朝井さんとの対談かな。お二人とも岐阜県の出身なんですね。

<文藝春秋 2021.11>2021.12.4読了