古ぼけた時計屋の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。螺旋階段を下りた先には、双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが待っていて…。「はぐれましたか?」会社を辞めたい20代男子。ユーチューバーを目指す息子を改心させたい母親。結婚に悩む女性司書。クラスで孤立したくない中学生。いつしか40歳を過ぎてしまった売れない劇団の脚本家。ひっそりと暮らす古書店の店主。平成時代を6年ごとにさかのぼりながら、6人の悩める人びとが「気づくこと」でやさしく強くなっていく―。うずまきが巻き起こす、ほんの少しの奇跡の物語。
あ〜…好き。やっぱり青山さんの作品が大好きです。
1話から6話まで6年ごとに遡っていき、6つの物語が少しずつ絡み合っていきます。
もう何度読み返したか分からないくらい読み返しました。そしたら伏線が出てくる出てくる。
前に読んだ作品に登場した人が遡ってたくさん登場するし、この人はあの人だったのか!って思うところもたくさんあるし、もうもうもう!たまらないです!キュンキュンしちゃいます!
最後の大どんでん返しも本当に大どんでん返しで、騙されたー!でも嬉しいー!良かったー!ってなります。
感想がどれも意味不明な感じですが^^;読んでいただければわかってもらえるはず。
本当に6つとも素晴らしいからどれが好きって言えません。みんな好きです。私も鎌倉うずまき案内所に彷徨いたいなぁなんて思ってしまいました。そこで「ナイスうずまき!」って言われたい。
またしても幸せのお裾分けをいただいた気がします。
まさに何度もぐるぐるうずまきのように読み返したくなる作品でした。
<宝島社 2019.7>2021.11.22読了
初青山さんでしたが、面白かったです。
今後も他の本も是非読んでみたくなりました。
本屋大賞2位も取ったみたいですね。そちらもだいぶ前にリクエストはしてあるのですが・・・
私もうっかりやられました。
どんでん返しには、あっという驚きがありましたね。