狐色のマフラー (光文社文庫)
赤川次郎
光文社
2021-09-14


爽香は、勤務する〈G興産〉に密かに吸収合併話が進行していることを情報屋・松下より知らされる。
それには社長・田端将夫の秘書で愛人と噂される朝倉有希が関わっており、何かと目障りな爽香を陥れようとしているらしい。
一方、爽香の裸体画を目玉展示とする〈リン・山崎展〉が計画されている〈NK美術館〉は、幽霊騒動に揺れていた……。
登場人物が読者と共に年齢を重ねる大人気シリーズ!

今回も今まで登場していた人の一人に大きな変化がありましたね。
時が流れるということは一人一人の人生が大きく変化していくことでもあり…。
爽香も48歳のなったんですね。人柄は変わっていないですけど、周りの人たちがちょっと爽香をあてにし過ぎじゃないか?と思わなくもないのだが…うーん。
その分爽香の家族の絆は深まっているような気はしますけどね。娘ちゃんも本当にいい子に育ったね…。
社長に関しては今回はずいぶん間抜けなことをしたもんですね。それでもお母さんの言葉で立ち直って良かった。今回は栗崎様が大活躍でしたね。子役だった子も20歳越えててびっくり。時の流れが…。

<光文社 2021.9>2021.11.6読了