職場で上司に人間性を否定され、会社を辞めて10年ぶりに田舎に戻った光臣は、近所で農園を営んでいる熊井のじいちゃんの養子・大和と出会う。大和のことを「馴れ馴れしくてウザい奴」と思っていた光臣だが、父親に実家の家具店を継ぐ事を拒絶され、農園の手伝いをはじめると、大和と過ごす時間が増えていく。ふさぎこんでいる光臣を励まし、心の痛みに寄り添う優しい大和。次第に大切な存在に変わっていく…。
タイトルが気になって見ました。
BL映画って銘打ってますけど、人間ドラマの方が近いような気がするなー…。
都会で人間性を否定されて傷ついて故郷に戻ってきた光臣と、いつもニコニコしていて周りも巻き込む大和と、生まれた環境も境遇も違うけど、根底の部分は同じような気持ちを持っていたのかなぁと思ったりしました。最初の光臣は見ていてただただイライラしましたけどねー。何もかもやる気がなさそうで覇気がなくてでも気持ちだけはいっちょ前で。でもきっと虚勢を張っていたのかな。
お互いの壁をお互いが取っ払ったんですよね、きっと。
この映画を見ていて感じたのは、熊井のじいちゃんや大和や光臣のお父さんのように一生懸命仕事をしている姿ってかっこいいよな…ってことでした。こんなに真摯に仕事に向き合って生きていけるって大変だけど幸せなことだなと。
私もこんな風に真剣に向き合って仕事ができるようになりたいなと思いました。
映画の舞台は大体故郷の方でしたけど、途中で亀戸駅が出てきてちょっと笑っちゃいました^^何度か行ったことがありますし、まさにあの場所からスカイツリーを見たこともあったので。私もそこに立った時は多分田舎者丸出しでしたけど。
それにしてもイケメン2人が並んでいると画になりますよねー。
竜星さんの演技は初めて拝見したと思うのですが田舎の青年さが出ていて流石役者さんだなと思いました。古川さんの鬱屈とした若者役も似合っていましたね^^
2人のキスシーンはただただ美しかったですね。光の当たり具合とか顎のラインの見せ方とか←
綺麗すぎて見とれてしまいましたよ。素敵な物語でした。