柚木沙弥郎のことば
熱田 千鶴
グラフィック社
2021-02-08


いつからはじめたっていいんだよ。僕だって物心ついたのは80歳になってからなんだから。ー染色家・柚木沙弥郎
98歳の今も第一線を走り、年々モダンな民藝、染色作品をつくり続ける柚木沙弥郎。
柚木を長年取材しつづける編集者・熱田千鶴だからこそ書ける、柚木の思い、信念、ことばを編んだ、柚木初の「ことば」の単行本。
現代の民藝第一人者である染色家・柚木沙弥郎さんは、98歳になる今でも現役で作品をつくり続け、展覧会も数多く開催されている。
その作品は伝統的なものからモダンなものまで、昔からのファンだけでなく新たな若い人までもその作品に魅了されている。
そんな柚木さんの含蓄のあることば、信念に満ちた思いは、民藝や染色に興味があるひとはもちろん、そうでない人にも、生きることへのヒントになるような金言がたくさんある。
本書ではそうした貴重なことばをまとめて紹介する、初の「ことば」の本です。

先生のことを初めて知ったのは、日曜美術館で特集された回を見たときでした。
何がきっかけか分かりませんが、先生と先生が作られる作品に魅入られ、目が離せなくなった記憶があります。
先生と呼んでいるのに大変失礼ですが、テレビで拝見していてとても素直で純粋で、可愛らしい方だなと思いました。そこに惹かれたのかもしれません。そのため、この作品もタイトルを見て手に取ったのですが、書かれている内容や人柄がテレビで見たときと変わらないなと思いながら読んでいました。
心が少し豊かになれた気がします。どうかどうかお元気でいてください。

<グラフィック社 2021.2>2021.10.20読了