継母に虐げられて育った美世は、冷酷な軍人と噂の清霞と婚約をした。誰もが不幸な結末を予測したが、いつしか清霞と美世はお互いの優しさに惹かれ合う。美しく強い清霞に少しでも追いつきたくて、勉強を始めた美世。二か月後のパーティでの社交デビューを目標に頑張るのは楽しいことだった。そんな中、なぜか夜ごと悪夢に苛まれ、誰も頼れず美世は体調を崩してしまう。さらに美世を狙う者が現れ、美世と清霞の気持ちはすれ違い―。これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。

前作で謎だったことが少し解明された回でしたね。
齊森家のゴタゴタが一応解決して、美世は清霞にふさわしい妻となれるよう勉強をし始める。
その先生が清霞の姉葉月なのですが、素敵なお姉さんですねー…
読んでいてこんなお姉さんがいたらいいなぁと思ってしまいましたよ。
美世の頑張りたいという想いとは裏腹に毎日悪夢を見て衰弱していく美世。
根源は美世の母親の家系である薄刃家にありました。
展開が乱暴な感じもしましたけど、最後はニヤニヤする展開で上手いこと言って良かったです←
今回は登場人物が一気に増えましたね。これからの展開も楽しみです。

<KADOKAWA 2019.7>2021.10.15読了