王妃の館 [DVD]
水谷豊
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2015-10-07


シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ。日本語で“王妃の館"を意味する、パリの一流ホテルに宿泊できる超豪華ツアーに、日本から2組男女11名のツアー客が到着した。これまで自作の数々が映画化されている売れっ子作家・北白川右京をはじめ、美人OL、成金実業家にホステス、女装家、元詐欺師…と個性派揃いの面々だ。旅行会社の女社長・朝霞玲子とその社員・戸川光男引率のもと、それぞれパリ観光を楽しむツアー客たちをマイペースに振り回すのが北白川右京だった。彼は17世紀のルイ14世を主人公にした新作小説執筆の為、ツアーに参加しており、ツアーそっちのけで新作小説を構想。ひとたびインスピレーションが湧くと、我を忘れ自分の世界に没頭してしまうのだった。ルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿といったルイ14世の足跡を辿ることで、幾度となく“小説の神"が降り、ツアー客たちを混乱に巻き込みつつも、順調に筆を進めてゆく。
一方で、人知れず悩みと事情を抱えてパリに来たツアー客たちから悩みを打ち明けられ、時には神がかったアドバイスまでしていく。そんな中、右京の物語は佳境へ! その小説をまわし読むツアーメンバーたちはやがてそこに書かれた17世紀の世界へと迷い込んでいく…その先に待ち受けるのは…?果たして右京の描く壮大なる新作の結末とは!?

ようやく見ました。浅田先生の作品が大好きなのですが原作は未読。何も知らない状態で見ましたが豪華で面白かったです。現在はきっと不可能であろう海外ロケでルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿の中を映画の中でも見られるなんて最高です。いつか行ってみたいフランスを旅した気分になれました。
北白川先生はマイペースでしかも構想や執筆がメインなので、周りの人たちを自分のペースに巻き込んでいきます。でも、そんな北白川先生の言葉にみんなが心を動かされていきましたね。
ツアーコンダクターの2人も、ツアー客もそれぞれいろんな想いを抱えていて、でも今回フランスを旅したことでみんながいい方向を向いていけるんじゃないかなと思いました。
小説の中の俳優さんたちも見なさん素敵でした。特にプティ・ルイ役の子がとても凛々しくてかっこよくて泣かされました。あのミュージカルのような歌声に鳥肌が立って感動しました。石丸さんの佇まいはさすがとしか言いようがありません。かっこよかった。
原作もいつか読みます。いつか…いつか…←