緊張しながら見ました。いやー…凄かった…。
今までの伏線が見事に回収されて、最後には少し希望が見えるような形で、素晴らしい物語でした。
原作を読んだ時から、健君は若院様をどう演じるのか楽しみで楽しみで仕方がなくて。小説を読んでいるときも若院様は健君だと思って読んでいたので感情移入が凄かったです^^;
若院様は罪人ではあるけど、悪人ではないと思いました。
ただ、純粋に、お母さんに愛されたかった。お母さんに自分を見ていてほしかった。ただそれだけ。
大黒様の正義は歪んでいて、そして正しくはなかった。自分の正義を、自分が幸せだと思う形を、息子に押し付けているだけだった。息子はそんなこと、多分望んでいなかったのに。
もう健君だと思って読んでるから若院様可哀想としか思えてないんですよ。危険ですね…。
だから最終回であの立ち振る舞いを健君がどう演じるのか楽しみだったんです。
いやー…本当に、凄かったですね。涙が止まらなかったです。
若院が、啓司が、何度も言った「お母さん…」という言葉に、涙が止まらなかった。切なくて哀しくて、美しかったです。
健君を若院様にキャスティングしてくださった方には感謝しかありません。お礼の品はどこへ贈ればいいでしょうか←
それにしても健ちゃんの演技が、表情が素晴らしかったなぁ…。狂気もあり悲観もあり心の中の叫びも聞こえた気がします。凄い。凄いです…。舞台で培ってきた賜物…なのかな。
全5話を堪能しました。ありがとうございました。